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ギャラリー&インテリア 美卯 〜つれづれに〜

コロナの時代と住まい

[ 2020-05-23 18:34 ]

長らくお休みを頂いておりました、ステイホームが意外に大変だと思った美卯オーナーです。

大多数の地球人がそうだと思うのですが、21世紀に感染症で世界が止まるなんてだれが想像したでしょうか?
思い返せば昨年の12月末頃にネットニュースで中国・武漢で謎の肺炎が発生していると流れました。
1月にはかの地で流行が報じられでも、春節の旅行者はどっと来日。続く武漢封鎖、そして欧米でのロックダウンと瞬く間に世界中に新型コロナは拡大を続け、日本でも。日本人の勤勉さと潔癖のおかげでしょうか今流行はひとまずやり過ごせそうと胸をなでおろしています。



しかし学者によっては安全なワクチンの開発まで2~3年はコロナ対策で今までの日常は戻ってこないともいいます。
次の流行に備えるようにと盛んに報道されていますね。

今回は住まいに関わるものとしてステイホームしながら日々考えていたことを少しまとめたいと思います。
まず、日本ではロックダウンしないでなぜここまで感染をセーブできたかを考えると、手洗いの励行がやはり一番だったと思います。
それに加えて土足で内(家)に上がらないという日本独特の住まい方が大きかったとか。

日本の住宅は高温多湿の中で快適に住まうために床を作り段差があって履物を脱ぎ家に上がるので外部の汚れから室内を遮断することが容易です。
靴の裏は実は私たちが思っている以上に汚染されていると。そりゃ~地球には重力があるので汚れは床に集まりますものね(;'∀')
東北の大震災の時に避難所でインフルエンザの流行があったのですが、靴の裏に付着した菌によって室内が汚染されて流行したというデータもあるそうです。ですから避難所の入り口で靴を脱ぐか靴の裏を消毒しないといけないとか。この情報は今回のコロナ騒ぎの中で初めて知りました。件の客船の調査でも新型コロナウィルスは床、特にトイレの床から検出されたそうです。(排泄物にも菌が含まれるため)
であれば、欧米型の生活である船内ではみな靴裏にウィルスを付けて動き回ったことになりますよね~( ゚Д゚)
なので最近潔癖な欧米人は家の外で靴を脱ぐようになったといいます。

このように住まい方にも大きな変容をもたらすであろう今回の伝染病は住宅の動線をも変えるのではないかと言われています。
例えばウィルスは目に見えませんから体のどこにつけて帰宅するかわかりません。家の中で汚染を広げる前に全身を防疫するには全ての衣類を脱いで全身洗浄⁉するためにシャワーかお風呂に入るのが最も有効というわけで、家の中でのお風呂の位置は玄関を入ってすぐにとなるかもしれません。

また、これからはオンラインでの在宅勤務が考えられるため、ネット環境の充実と執務するための空間が必要になります。今まで自宅に自分専用のスペースを持っていなかったお父さん(お母さん)にはうれしい変化かもしれませんね。

変化を恐れるのではなく前向きに受け入れ、時には楽しみながらこのコロナの時代を生き抜いていけたらと望みます。

 

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