ピーターラビット展
[ 2017-10-04 16:36 ]
「あいにきたよ。」とピーターが言うので、逢いに行ってきました美卯オーナーです。現在、名古屋市博物館で開催中(11月5日まで)の『ピーターラビット展』へ。
作者のビアトリックス・ポター生誕150年を記念した原画展です。
ピーターラビットの物語は作者が病になった恩人の子どもを慰めるために書き始めた絵本がその原点だとかで、はじめはどこの出版社も見向きもせずモノクロの自費出版からその活動ははじまります。
ビックリしたのは描かれた挿絵はどれも私の想像よりとても小さかったこと―。
ポターは出版するにあたって本のサイズを掌にのるサイズにしたのだそうです。
ですから当時の印刷技術では縮小はできなかったからか挿絵は葉書に描かれるような大きさで、そこに緻密な描写がされています。
ピーターラビットの初版は素描に近いモノクロですが、とても好評でその後出版社からカラー版が出版され大成功を納めます。
私は見慣れているせいかピーターのフワフワの毛の質感を感じさせ、また美しい田園風景の描写やインテリアなどカラー版がやはりいいですが、モノクロ版はポターの画家としてのテクニックの確かさを感じさせてくれます。
ポターの育った時代は博物学ブームともいえる時代で彼女も兄弟と一緒に動物の骨格を実験から学んでおり、そのお蔭で直立歩行する動物たちの姿には無理がないと解説にありました。
会場は美術館だけに照明が暗く、作品もコンパクトでしたから老眼の私は眼鏡をつけたり外したりの忙しい鑑賞スタイルになりましたが、じっくりピーターたちと遊んで来ましたよ☺
ピーターラビット・シリーズの舞台になったイギリスの湖水地方はポターの遺志に沿い、今も描かれたままの姿を残しているといいます。
今度はいつか私がその地までピーターたちに会いに行きたいですね♡
#ピーターラビット展
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