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ギャラリー&インテリア 美卯 〜つれづれに〜

ウィンザーチェア ー日本人が愛した英国の椅子ー

[ 2017-10-20 16:18 ]

 例年にも増してジェットコースターな気候変動に(@_@)ですね、美卯オーナーです。

私は先週のお休みにまだ半袖でOKだった東京は駒場にある日本民芸館へ出掛けてきました。
(東京はそのわずか2日後には晩秋冷え込みに、、、(^_^;)

お目当ては~11月23日(木・祝)まで開催中の『ウィンザーチェア ―日本人が愛した英国の椅子―』

 松本民芸家具の椅子でもあるウィンザーチェアの変遷をイギリスで作られた17世紀以降の椅子から辿るとても圧巻で見応えのある展示です。

今ほど技術も道具もない中で作り手が試行錯誤を繰り返した跡が今なお時代を超えてリアルに伝わってくる椅子ばかり。
作り手の息遣いが伝わってくるようで、見飽きません。

時にはしゃがんで座板の裏側を除く私の姿にスタッフの方々は呆れていたかも、、、(^_^;)

そして、素材である木にも注目。
今回は使われている木材の種類までは記載がありませんでしたが、英国では当時どの様な木を使って家具をつくっていたか興味深いところです。

曲げ木や挽き物のスピンドルも面白いのですが、私は座板の形状に興味が惹かれます。
座る側の面はある程度キレイにつくられていても裏側は自然の姿のまま塗装されていたりして、その武骨さが良い味わいになっていたり―。

今回展示された椅子の中には松本民芸家具所有・松本民芸生活館に所蔵されている椅子もいくつか展示されています。
松本生活館には何度かお邪魔したことがあるので、久々の再会になった椅子も―。

 家具の中でも椅子は人の身体に最も密接に関係し、現代生活ではなくてはならない道具となりました。
それも先人たちの快適な道具としての椅子への希求と努力あっての賜物であることを識るよい学びの機会となりました。

ウィンザーチェアのその在り様は民藝の世界や木の文化など多様な視点から多角的に面白く眺めることができます。
この秋一押しの展示です。是非お出掛け下さい。

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